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2008

モンタレー湾水族館

Monterey Bay Aquarium : Monterey, California



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サンフランシスコから 101 を南に下って2時間くらい行くと、モンタレーという小さな港町があります.古くから漁業で栄えた街で、スタインベックの小説の舞台となったことでも有名です.私のような世代にはジミヘンが出演したモンタレーポップフェスティバルが開催された街といった方がなじみ深いかもしれません.JAZZファンにはモンタレーJAZZフェスティバル、カーマニアの方にとってはクラッシクカーの祭典が行われる街といったほうが分かり易いかもしれません.


そう言えばスタートレックの映画シリーズの第4作(THE VOYAGE HOME)の撮影で使われたのは、このモンタレー水族館でしたね.スクリーンの中ではサウサリートの鯨の研究所という設定で水族館の施設が使われており、背景にはサンフランシスコのダウンタウンが合成されていて、あたかもサウサリートで実際に撮影されたように見せ掛けていましたが、撮影で使われたのはモンタレー湾水族館で、オープンする前に撮影が行われたようです.


モンタレーの町は漁業で栄えた街でしたが、今は観光がメインのようです.モンタレーの近郊には風光明媚なところが多く、サンフランシスコからの日帰りや1泊程度のツアーバスなどもあるようですので、サンフランシスコに行くことがあったら是非一度立ち寄ってみて下さい.


 モンタレー水族館は1984年にオープンした比較的新しい水族館ですが、近代的な水族館の先駆者的存在で、その展示内容や海洋生物に関する研究や取り組みなど、常に世界をリードしてきたと言えるでしょう.水族館の周りの海はジャイアントケルプが生い茂っていて、ラッコの海としても有名です.館内にもラッコの飼育プールがあって小さな子供達の人気の的でした.何らかの原因で親を失った子供を保護して館内で育てているようです.


ここの水族館の名物は色々ありますが、何と言っても地元の海の様子を再現した巨大水槽でしょうか.数年前のニモブームの影響のせいか、どこの水族館にも珊瑚や南の熱帯魚が泳ぎ廻っているような水槽が展示されていますが、ここではそのような水槽は一つだけでした.地元のカリフォルニア沿岸の魚介類の展示がたくさんありました.大きなマグロが泳ぎ回っている太平洋を再現した巨大水槽もあります.今回は時間が無くて参加できませんでしたが、バックヤードツアーなどもあるようですので、今度行くときは是非とも最先端の水族館の裏側を覗いてみたい物です.