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2010

赤外線カメラ2号

赤外線カメラ改造シリーズ その2


前回は、AppleのFireWire(IEE1394) 方式のWebカメラ iSight を赤外カメラに改造する方法を紹介しましたが、今回は手元に転がっていたCCD TV カメラを赤外線カメラに改造してみました.改造と言っても単に赤外線カットフィルターをCCDの前から取り去るだけの事ですが、オートフォーカス機能が付いていないのでかえって都合が良いと言えるでしょう.


今回使ったCCD TVカメラは秋葉原で売っていたCマウントタイプの1/4 インチカラーCCD (単板)を搭載した物です.台湾か中国製だと思いますが、中で使っているCCDやチップはSONY製でした.買ったときの値段は忘れましたが1万〜2万円程度だったような気がします.一般的なビデオ信号(NTSC)しか出力できませんので、WEBカメラとして使うには一工夫しなければなりませんが、レンズマウントがCマウントなので様々なタイプのレンズを装着する事が可能です.


標準で付いていたレンズは単焦点(3.6mm)のパンフォーカスレンズでしたが、このレンズで赤外撮影を行うとピントの合う範囲がレンズの前面からほんの数センチ以内という恐ろしく使い勝手が悪くなってしまいました.前の記事(20期目の孵化)での赤外撮影画像はこのカメラによるものです.


ケンコーからNikonのFマウントレンズ群をCマウントに変換するアダプターが出ていたので、早速購入して手持ちのNikonレンズを装着してみました.当然ながら35mmサイズのフィルム用に設計されたレンズですので、これを1/4インチの極小エリアで撮像すると、とんでもなく望遠になってしまいます.手持ちのレンズを色々と試して見ましたが、50mm F1.8 の標準レンズだけが辛うじてピントを合わせることができました.被写体との間が1.5m 位でようやくピントが合います.レンズのフランジバック長を何らかの方法で調整しないとピント合わせは難しそうです.


次回の孵化(予定日は2/16 or 2/17)ではまた赤外線カメラでライブストリーミングを行う予定です.



1/4インチCCD TV カメラ
1/4インチCCD TV カメラ
分解してカメラモジュールを取り出す
カメラモジュールを取り出す


CCDの上に装着されているIRカットフィルターを取り外す
IRカットフィルターを取り外す
厚さ1.25mm のIRカットフィルター
IRカットフィルター


この機種ではフランジバックの長さを調整できるようだ フランジ部分
ケンコーの Cマウントアダプター
Cマウントアダプター


Nikonの28mmレンズをCマウントアダプターを介して取り付けたところ
Nikonの28mmレンズ
NTSC Video 信号からDV(IEEE1394)信号へ変換
DV(IEEE1394)信号へ変換

赤外線透過フィルターを付けずに撮影してみた
赤外線透過フィルターなしで撮影
赤外線透過フィルターを付けるとこんな感じ
赤外線透過フィルターを通して撮影