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2019

AKM AK4499 DACチップのデータシート

AKM AK4499EQ DACチップのデータシートが公開



4月から5月にかけて転職や転居などが重なり全く身動きがとれず、デジタルオーディオ関係は殆ど何も手を付けることができずにいたが、少し落ち着いてきたので久しぶりに旭化成マイクロエレクトロニクスのホームページを覗いてみたところ、CES2019で公開された最新フラグシップDACチップであるAK4499EQのデータシートがようやく公開されたようなので、とりあえずデータシートを入手してみた.


旭化成マイクロエレクトロニクスのホームページからAK4499EQのデータシートをダウンロードしようとしても、肝心のダウンロードリンクが見つからず入手に手こずったが、次のリンクURLを直接叩けばダウンロードできるようだ.
   https://www.akm.com/file.jsp?id=600977

データシートは全体で117ページもあり、まだその中身を確認しきれていないが、電流出力型DACの肝であるI/V変換廻りの参考回路が載っている.


DAC 1ch分のI/V変換回路例(Ak4499EQデータシートより引用)

データシートによると、フルスケール時のDACの正負片側の出力電流は36.4mAppと記載されているが、4ch monoモードの場合145.6mAppとなるので、ES9038PROの8ch mono モードより若干出力電流が大きいくらいだろうか.I/V変換用のOPアンプ選定には結構苦労しそうだ.


フルスケール(0dBFS)時の1ch当たりの電流出力の計算式は
  IOUTL1 = (IOUTL1P) – (IOUTL1N) = 72.8 mApp X (VREFHL1 – VREFLL1)/5

との説明があり、VrefHighとVRefLowの差を小さくすることで大電流出力に対応していないOPアンプでも使えそうだが、性能的的な面で満足な結果が得られないと思われるので、やはりI/V変換回路の設計が肝であることに違いは無いだろう.


大電流出力タイプのDACなので消費電流も大きく、PCMの場合 FS = 44.1KHz時で667mA(Typical) 、DSD(22.5792MHz)の場合では798mA(Typical)も消費する.電源回路の設計も厄介そうだ.


この参考回路例では、2.5Vのオフセット電圧を入力に印可した状態で比較的高電流出力が可能なOPA1612を使ってI/V変換を行っている.DIYINHKのES9038PRO DACボードでも同じような構成なので、大電流出力タイプのDACのI/V変換をOPアンプで実装するにはこのような方法を採らざる負えないのだろう.


因みに、AK4499のレジスタマップはAK4490,AK4493,AK4495,AK4497と共通のようだ.


AK4499EQチップの入手にはまだ時間が掛かりそうだが、私はESSよりはAKMのDACチップの音色の方が好みなのでAK4499EQに期待したいところだ.


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