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02
2007
MacでWin – BootCamp (その4)
BootCamp Assistant を使わずにWindowsをインストールするには
前回の記事で、Windows用のFAT32/NTFSパーティションを2〜4番目のどこかに確保すると述べましたが、実際にWindowsをインストールしてみると、どのパーティションにインストールするかによってWindowsのインストールが成功するか失敗するか決まることが分かりました. 色々と実験を重ねた結果、次のような条件であれば上手くWindowsがインストールできることが判明しました.
・Windows用のパーティションが2〜4番目のパーティションのうち一番最後に確保されている
・Windows用のパーティションが1つしかない
実地検証
今回の実験用としてMacBookを使うことにしましたが、 このマシンは現役で使用している物なので、できれば現状のハードディスクに変更を加えるのは避けたいところです.そこで実験には手持ちの余っているハードディスクを使うことにしました.幸いMacBookのハードディスクの入れ替えは簡単に行えるので、この手の実験を行うには好都合です.あと可能であれば、FirewireかUSBの外付けハードディスクを用意し、起動可能なシステムと各種ユーティリティーツールを入れておけば、トラブル時やメンテナンスなど何かと重宝します.
Step 1. OSXに標準で備わっているDiskUtilityを使って予めパーティションを作成する
ER105:~ yasuaki$ sudo gpt show disk0
gpt show: disk0: Suspicious MBR at sector 0
start size index contents
0 1 MBR
1 1 Pri GPT header
2 32 Pri GPT table
34 6
40 409600 1 GPT part - C12A7328-F81F-11D2-BA4B-00A0C93EC93B
409640 67108864 2 GPT part - 48465300-0000-11AA-AA11-00306543ECAC
67518504 262144
67780648 25165824 3 GPT part - 48465300-0000-11AA-AA11-00306543ECAC
92946472 262144
93208616 33292288 4 GPT part - EBD0A0A2-B9E5-4433-87C0-68B6B72699C7
126500904 262144 5 GPT part - 426F6F74-0000-11AA-AA11-00306543ECAC
126763048 68346336 6 GPT part - 48465300-0000-11AA-AA11-00306543ECAC
195109384 262151
195371535 32 Sec GPT table
195371567 1 Sec GPT header
ER105:~ yasuaki$ sudo fdisk /dev/disk0
Disk: /dev/disk0 geometry: 12161/255/63 [195371568 sectors]
Signature: 0xAA55
Starting Ending
#: id cyl hd sec - cyl hd sec [ start - size]
------------------------------------------------------------------------
1: EE 1023 254 63 - 1023 254 63 [ 1 - 409639]
2: AF 1023 254 63 - 1023 254 63 [ 409640 - 67108864] HFS+
3: AF 1023 254 63 - 1023 254 63 [ 67780648 - 25165824] HFS+
4: 0B 1023 254 63 - 1023 254 63 [ 93208616 - 33292288] Win95 FAT-32
Step 2. WindowsXP(Vista)のインストール
Windows XPのインストールCD-ROMを挿入し、OSXの”System Preference”の”Startup Disk” で起動ディスクをWindows XPのインストールCD-ROMに設定し再起動を行うか、または再起動時に”Option”キーを押し続けEFIの起動OSセレクターを呼び出し、WindowsXPインストーラーを起動する.
後は通常のWindowsXPのインストールと同じで、ブルー画面のDOSベースの1st stage インストーラーとWindowsベースの2nd stage インストーラーが続く.Windowsのインストール終了後、Appleから提供されている各種ドライバーをOSXのインストールDVD-ROMを使いインストールする.この作業はOSXのインストールDVD-ROMを挿入するとドライバインストーラが自動的に起動し、必要なドライバを勝手にインストールしてくれる.