前回、MBRパーティション形式で Solaris のインストールに挑戦しましたが、Solaris のインストーラはハードディスクのパーティション構造をきちんと認識してくれませんでした.この原因として、Solaris のインストーラーが拡張パーティションを処理できずに、誤ったディスクパーティションとして認識してしまうのではないかと考えられます.試しに、拡張パーティション構造を用いずに、プライマリ(基本)パーティションのみでSolaris をインストールしてみたところ、Solaris のインストーラはパーティションを正しく認識してくれました.Solarisのインストールに関しては、プライマリパーティションのみで構成することによって問題は解消できそうです.
Solarisのマルチブートに挑戦(失敗編) GPT形式のパーティションではSolarisのインストーラが全く受け付けてくれませんので、ちょっと強引ですがMBRパーティション形式でハードディスクを分割してみました.先の実験で “GParted” でパーティション操作を行ったため、Windows XP Ubuntu Linux が立ち上がらなくなりました.MBRを修復して再び起動可能にするのも面倒なので、この際思い切って MBR 形式でフォーマットし直すことにします. 尚、MBR 形式ではMac OS X を直接インストールができなくなりますが、このHFSパーティションから起動することは可能です.外部のドライブに格納してあるシステムをこのHFSパーティションに戻せば(クローニング)、普通にMac OS X を起動させることができます.但し、”Startup Disk” はMBR形式のハードディスクは起動ドライブとして認識してくれないようです.Windows用パーティションの位置はGPTの場合とは異なり、#1〜#3 のどこに置いても大丈夫でしょう.とりあえず今回は先頭に置くことにします. MBR形式でのフォーマットは”DiskUtility” で作成し、後で”GParted” でLinuxパーティションに変換します.尚、iPartition 2 はMBR形式のパーティションはサポートしていませんので、今回の用途には使えません.ハードディスクのパーティション構成は次のようにしました.#1〜#4 まではプライマリパーティション、#5〜#7までは論理パーティションです.DiskUtility でMBR形式でパーティションを作成すると、先頭の3つまではプライマリパーティション、それ以降は論理パーティションとして取り扱うようです.#5のLinux swap用のパーティションは Solaris用のパーティションとの競合を避けるため、Solarisインストール時はFAT32のままにしておき、Linux をインストールする際に、LinuxSwap(0x82) に変換します. #1 WinXP FAT32 #2 Solaris Linux swap(0x82) #3 Linux Linux ext3 #4 Extended Extended #5 swap Linux swap (Logical) #6 Leopard HFS+ (Logical) #7 Home HFS+ (Logical) […]