y2blog » GPS衛星探索アプリ QZ-finder

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30

2012

GPS衛星探索アプリ QZ-finder

GPS衛星探索アプリQZ-finder で遊んでみた


QZ-finder起動画面
QZ-finder起動画面
レーダー画面
衛星レーダー画面(赤点がみちびき)

 
Google Map上に表示
衛星の位置をGoogle Maps上に表示
カメラ映像と重ね合わせ
カメラ映像と重ね合わせ

JAXAが運用している準天頂衛星『みちびき』はGPS受信システムの位置精度を向上させる役割を担っており、これまでの運用結果からGPS受信システムの位置精度が大幅に向上することが確認されている.準天頂衛星という言葉からは常に天頂方向に留まっているように聞こえるが、実際は変則的な8の字型の起動をとっており、日本上空に衛星が留まっているのは1日24時間の内8時間程度だと言う.衛星が天頂方向に存在していれば、都心のビル街や山岳地帯の谷筋などGPSの受信が難しい地域でも衛星からの電波を直接受信できる可能性が高くなる.


残念ながら現在は『みちびき』が1機だけしか運用されていないので、衛星が天頂方向に存在する時間は短いが、将来的には複数機での運用するようになり、24時間いつでも使えるようにする計画だという.今後『みちびき』プロジェクトがどのように進展するのかは、予算的な面や国の宇宙開発計画の方向性などによりどうなるかは何とも言えないが、是非とも早急に『みちびき』プロジェクトを薦めて貰いたいものだ.


現時点では『みちびき』に対応したGPS受信システムは少なく、一般のアマチュアがアウトドア用途として使えるGPSナビゲーションシステムはGarminのeTrexJシリーズだけのようだ.新しいeTrexシリーズは従来のGPSの他に、ロシアのGLONASSにも対応しているので従来のGPSナビゲーションシステムよりも衛星を補足する能力が高いという.


残念ながら、『みちびき』の信号の受信は日本語版のeTrexJシリーズだけが有している機能で、海外仕様のeTrexシリーズは『みちびき』には対応していない.GPS部分のハードウェアの仕様は同じなので、単にファームウェアのアップデートだけで対応できる筈だが、恐らくGarmin自体は『みちびき』に対応したファームウェアを日本の某代理店取り扱いの機種にしか提供しないだろう.某代理店取り扱いの日本語版を購入すると海外の倍以上の金額を払わされる事になるので、私も含めて非常に悔しい(苛立たしい)思いをしている人が多いことだろう.Garmin直営の日本法人ができれば少しはまともな価格やサービスが期待できるのだが...


QZ-finderはJAXAが一般向けに提供しているiPhone用のアプリケーションで、『みちびき』やGPS衛星の軌道をiPhoneの画面に表示することができる.GPS衛星や『みちびき』の衛星軌道が分かったところで実際にGPSナビゲーションシステムの精度が向上する訳ではないが、『みちびき』の信号を受信可能な時間帯を知ることができるので、『みちびき』対応のGPSを利用する場合には参考になるだろう.


QZ-finderはiPhone用のアプリケーションだが、Windows用のアプリケーション QZ-radar もJAXAから提供されているので iPhoneユーザ以外でも『みちびき』やGPS衛星の軌道を知ることができるようになっている.


QZSS+GPS データダウンロード http://qz-vision.jaxa.jp/USE/

JAXAはお役所(現在は独立行政法人ですが)にもかかわらず、このようなアプリやYouTubeのJAXA Channelなどを通じて自分たちの仕事や成果を広く一般に広報しているのは感心させられる.他のお役所もJAXAを見習ってもう少し柔軟な広報を心掛けて貰いたいものだ.


準天頂衛星『みちびき』 http://www.jaxa.jp/projects/sat/qzss/index_j.html


『みちびき』特設サイト http://www.jaxa.jp/countdown/f18/index_j.html

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