キビタキ(戸隠森林公園)


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y2blog » 電子国土V3 システムのテスト

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02

2012

電子国土V3 システムのテスト

“GPSMap” を電子国土V3でテストしてみた


12/26日に電子国土V3システムのソースコードが電子国土ポータルを通じて公開されたので、とりあえず現状の “GPSMap” WordPressプラグインを電子国土V3で動くように修正してみた.


電子国土V3は、オープンソースの”OpenLayers2.10″ をベースに従来の電子国土システム(V2) のAPIを極力互換製を保つようにインプリメントされてはいるが、XMLデータの重ね合わせのハンドリングが完全ではなく、ポップアップウインドウ廻りの動作が完全に異なっていた.


今回ソースコードが公開された事で、ユーザが自分で電子国土V3システムの修正が可能になったが、電子国土V3システムに関するドキュメントが殆ど無く、膨大なソースコードを一から紐解いていかないとならない.自前のサーバで電子国土V3システムを動かすための方法についての数ページ程度の簡単な設定マニュアルはあったが、肝心の電子国土V3システムの仕様や実装の仕組み、各モジュールについての説明などが全く含まれていない.


とりあえず、ポップアップウインドウ廻りの動作に関係しそうな部分を探し出して”GPSMap”側のコードを修正してみたが、まだ思うような動作をさせることができない.まだ1日しか電子国土V3システムのソースコードを眺めていないので、どのような実装が行われているのかちんぷんかんぷんだが、従来の電子国土V2システムのAPIを使っている限り満足のいくようなWEBアプリケーションを開発することは無理だろう.


国土地理院としては従来のシステムとの互換製を維持しなければならないだろうが、次の電子国土V4システムでは過去のシステムとの互換製は考えずに、スクラップビルドで一からAPIを作り直して貰いたい.折角”OpenLayers”などのオープンソースベースを採り入れたのだから、電子国土システムの開発もオープンにして広く民間の意見や要望を採り入れて使い易いシステムを提供して欲しい.


GPSMapを電子国土V3で動かしてみる


[ gpsmap src=”https://y2lab.org/trip/wp-content/uploads/Data/TanzawaSyumyaku2/OkuraToYakeyama.gpx” ngg_gallery=23 delta=50 chart=”distance,time” provider=CJ3old ]

マーカーアイコンをクリックするとポップアップウインドウ(吹き出し)が表示されます.オプション設定でマーカーアイコンの上にマウスポインタを重ねた場合(マウスオーバー)にポップアップウインドウを表示するモードに変更可能.但し電子国土V2システムと同じような動きはできないので、マウスクリックかマウスオーバーのどちらかのモードしか選ぶことが出来ない.


電子国土V2システムとV3システムの切り替えは、コマンドラインやデフォルトオプションの設定で自由に切り替えることが可能.Internet Explorer 9 の場合は強制的に電子国土V3システムで表示される.現在どちらのシステムモードで表示されているかはインフォメーションエリアに表示されている.

GPSMap V1.2で試験運用中 (マーカをクリックするとポップアップウインドウを表示)

Map Center : [ Latitude, Longitude , Altitude ]
  Zoom Level:   Bearing(Heading):   Pitch:   Grid Interval:
Map Style:
Map Options:  

View Option:  

Data Overlays:  

電子国土V3システムのXML重ね合わせデータに設定した、マーカーのポップアップウインドウを表示させる部分の実装が不完全なため、従来のV2システムで行えていたデータのハンドリングが上手くできていない.


従来の電子国土V2システムではマーカーアイコンの上でマウスクリックするとポップアップウインドウがオープンした状態になるが、V3ではマウスポインタがマーカーアイコンの上に有る状態でしかポップアップウインドウがオープンしない.マウスをマーカーアイコンから離すと直ぐにポップアップウインドウが閉じてしまう.


マウスポインタをマーカーアイコンの上に持って行くと激しいチャタリング現象が起きてしまい、短時間に何度もポップアップウインドウのオープン・クローズ動作が起きてしまい煩わしい.


このままでは実用に耐えないので、ポップアップウインドウ廻りの処理は “OpenLayers” のライブラリを直接制御するようなコードを書かないと上手く機能しないでしょう.


他に気になる点としては、背景地図をスクロールしているとトレースした軌跡のラインやマーカーの位置が少しずれてしまう現象が起きています.背景地図とオーバーレイしたレイヤーの座標系にずれが生じているのでしょうか.


相変わらずInternet Explorerとの相性は悪いようで、IE7,8,9で完全に動くようにするにはまだ相当な調整が必要なようです.


尚、新しい”GPSMap”ではこれまでの電子国土側のサーバでXMLデータのパーシング・データ変換を行う仕組みから、自前のサーバ側でのXMLデータのパーシング・データ変換を行う仕様に変更しました.これによりこれまでのように外部公開サーバ上でなければ重ね合わせデータを表示できないという事はなくなります.MAMP, XAMPなどのローカルサーバ上でも動かすことができます.


電子国土V3システムの膨大なソースコードのほんの一部しか追っていません.ソースコードからどのような処理を行っているのか割り出すのはとても骨の折れる大変な作業です.新しい”GPSMap” を一般に公開できるようになるまでには相当時間が掛かりそうです.

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