Marina, San Francisco


Date/Time: 2004:06:26 14:27:22
Camera: FUJIFILM
Model: FinePix F401
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2007

5/24 83番一宮寺から86番志度寺へ

5/24 83番一宮寺から86番志度寺へ


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志度寺へ


朝、高松駅から電車で鬼無駅に向かった.車内は通学の高校生たちで一杯だった.高校生たちも鬼無駅で一斉に降りた.昨日は無人の駅だったが、今朝は女性の駅員さんが改札口に立っていた.鬼無駅を出発して程なく、個人の方が自宅の庭先で開いているお遍路休憩所があったが、まだ歩き始めたばかりなので立ち寄らずに通り過ぎようとしたら中から女性の声で『良かったら 休んで行って下さい』と声を掛けられた.


『たった今鬼無駅から歩き始めたばかりなので また今度来たときにでも寄らせていただきます』と言って申し出をお断りしてしまった.特に急いでいる訳でもないのに何故5分や10分くらい足を止めて休んで行くことができなかったのだろうかと後で後悔した.


今日も日射しが強く暑い.このところ連日30度近い日々が続いているので暑さで余計に体力を消耗してしまう.長い間無理を重ねながら歩いてきたので体中ボロボロである.最後の結願に向けて気力だけで歩いているようなものだった.


香東川の河川敷伝いに一宮寺へ向かう.鬼無駅から1時間程で一宮寺に辿り着いた.境内では近所のお婆さん達がお参りに来ていただけで、境内は閑散としていた.お参りを済ませ高松の中心街の方向へ向かう.時間があれば栗林公園に寄っていきたかったがこの後まだ先が長かったので、栗林公園には寄らずにそのまま高松の繁華街を抜け屋島へ向かう.


屋島は標高293mの平べったい不思議な形をした山で、源平の古戦場として知られている観光地でもある.屋島の頂上に続く遍路道はコンクリートで固められていて歩くのがとても苦痛だった.人が歩く道をコンクリート舗装することだけは止めて貰いたい.コンクリート舗装は最悪な選択だ.


屋島寺の境内はとても広く、本堂の横には大きな狸の置物が置かれている.その奥に箕山大明神という狸の大親分を祀った神社があった.朱塗りの本堂もどことなく神社みたいでちょっと変わった札所だった.観光名所らしくひっきりなしに大勢の観光客が訪れていた.


境内で休憩をしていると、今日からお遍路を始めたという20代くらいの歩きの男性お遍路さんと一緒になった.話をすると彼も別格を歩いて廻るという.高松市内から廻り始めてこの後88番の大窪寺を打ってから、1番の霊山寺へ向かう予定だという.別格20番の大滝寺はどうするのか聞いてみたが、まだどう行くかは決めていないようだった.


大窪寺から大滝寺へのルートとしては夏子ダム経由のルートが約18.5km、落合、県道106号線経由のルートが約24.2kmもある.しかも大滝寺は標高910mの山の上である.これまでのお寺の中でも一番高い山の上のお寺である.困ったことに夏子ダム経由のルートは遍路地図には6〜10月は草木繁茂で通行不能となっている.夏子ダム経由のルートが通れないとなると、往復48.4kmの落合、県道106号線経由のルートということになる.最後の最後にこんな難所が待ち受けているとは思いも寄らなかった.


大滝寺への遍路道に関する情報がないので、思い切って大滝寺へ電話して遍路道の様子を聞いてみることにした.電話にはご住職の奥さんらしき人が出たが、遍路道の事を尋ねても『そのような事はこちらでは一切分からないし、遍路道で何かあっても困るので兎に角車道を通って来て下さい』としか答えてくれなかった.結局夏子ダム経由のルートが通ることができるのかどうかさへも分からなかった.


ここで考えあぐねていてもしょうがないので、次の85番八栗寺へ向かうことにした.屋島寺の境内を出ると廃業になったホテルの先から崖の斜面を下りていく山道がつけられていた.下りて行くというより落ちて行くと言った方が良いくらいの急な下り坂だった.数m先を小さなマムシが逃げるように横切っていった.まだ子供のマムシだった.今回の遍路では山の中でも殆どマムシにはお目にかかれなかったのに、こんな所でマムシを見かけるとは思っても居なかった.


八栗寺へ向かう途中、先程の歩き遍路の男性が別な歩き遍路の男性と一緒に歩いていたので、三人で一緒に八栗寺へ向かった.八栗ケーブルの麓駅でトイレ休憩をしてから山を登っていった.それほどきつい上りではなかったが、お寺に着くまで20分以上掛かってしまった.八栗寺の境内は広くはなかったが、本堂の背後に五剣山という独特な形をした峰が立ちそびえていてなかなか風情のあるお寺だった.


お参りを済ませ暫く境内で休んでいた.一緒に登ってきた二人の男性はきょうはこの近くの宿に泊まると言うことなので、ここでお別れして86番の志度寺へ向かった.


八栗寺から県道145号線を下っていくと讃岐牟礼という所に出た.ここから国道11号線をJR高徳線に沿って1kmほど進み、街中の細い旧道を歩いて志度寺へ向う.途中にエレキテルで有名な平賀源内の屋敷があった.志度の中心街を歩いていると前方に志度寺の五重塔が見えてきた.志度寺の山門の前には志度寺の重要文化財の案内板が立てられている.結構貴重な文化財を所有している歴史のある古刹のようだ.


境内に入ると中はひっそりと静まりかえっていた.近所の子連れのおばさん達がおしゃべりをしているぐらいで他には誰も居なかった.既に5:30分を過ぎていたので人が居ないのも無理はない.本堂と大師堂でゆっくりとお参りを済ませ、夕暮れ時の境内を暫し散策した.なかなか風情のある良いお寺だった.


夕方6時、志度寺を後にして琴電で瓦町まで戻ることにした.琴電志度線の電車はタイムスリップしたような懐かしい電車だった. 



起点
 
経由地
 
終点
区間距離
累積距離
備考
JR高松駅
 
JR予讃線
 
JR鬼無駅
6.1 km
JR鬼無駅
 
 
83番 一宮寺
6.4 km
6.4 km
83番 一宮寺
 
 
84番 屋島寺
13.6 km
20.0 km
84番 屋島寺
 
 
85番 八栗寺
5.4 km
25.4 km
85番 八栗寺
 
 
86番 志度寺
6.5 km
31.9 km
86番 志度寺
 
 
琴電志度駅
0.8 km
32.7 km
琴電志度駅
 
琴平電鉄志度線
 
琴電瓦町駅
12.5 km


この日の歩数:54,190 歩 【累積歩数:2,041,937 歩 】 歩行距離:32.7 km【累積歩行距離:1254.8 km 】

宿泊先: 高松 東急イン
     【 TEL 087-821-0109 】
      〒760-0024 香川県高松市兵庫町9-9
      http://www.takamatsu-i.tokyuhotels.co.jp/ja/index.html

      7,200円 (シングル)

      洗濯機・乾燥機: なし




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