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2009

積丹半島

小樽から積丹半島へ


2004年9月5日.北国の短い夏が終わり、季節はすでに初秋を迎えていた.この日は朝からとても天気が良く、過ぎ去った夏がちょっとだけ戻ってきたような暑い日であった.


小樽から国道5号線を通って余市に向かい、積丹半島に沿って海沿いの国道229号線を行く.小樽から積丹半島の海沿いの道はとても風光明媚な海岸線が続くが、この海岸線に道路を通すのはさぞかし大変な困難が伴ったことだろうと思う.昔に較べれば今は立派に整備された道路が通っているが、それでも崖崩れが起きそうな危険な箇所や海が荒れた日には直接波しぶきを被りそうな所が至る所にある.


古平町に入る前に1996年2月に起きた豊浜トンネルの崩落事故の現場近くを通った.今は迂回路ができているので現場を直接通ることはないが、やはり事故のことを思い出してしまう.


古平町を抜け積丹町美国(びくに)から海岸線を離れ山間の道に入る.積丹岳(H1255m)のなだらかな稜線が美しい.まだ登ったことはないが、きっと頂上からは積丹半島と日本海を一望できる壮大光景が繰り広げられるのであろう.いつか登ってみようと思う.


島武意海岸


婦美原野という地区で国道を離れ、道道913号線へ向けて右折した.積丹岬の少し手前に入舸(いるか)地区という集落があり、そこに島武意海岸という『日本の海岸100選』に選ばれたとても美しい海岸がある.海岸に出るには積丹岬キャンプ場を通って、小高い丘を越えなければならない.丘の上の駐車場の先に海岸へ降りていく小さなトンネルがある.人が両手を広げれば壁に手が届いてしまうような人しか通れない窮屈なトンネルであるが、暗闇を抜けると誰でも思わず歓声をあげてしまうような素晴らしい海岸が突然目の前に展開された.私の周りにいた人達は皆呆然と立ちすくんで目の前の絶景に見とれている.


積丹ブルーとはよく言ったものだ.ブルーというよりはエメラルドグリーンといった方が良いであろうか.ここから下の海まではまだ数十メートル以上有り、海際に居る人達がとても小さく見える.海岸に降りていく九十九折りの急な坂道を転ばないように慎重に降りて行く.海は想像以上に透き通っていた.本当に綺麗な海である.暫し時間を忘れて海岸で寛いだ.


まともなデジカメを持ってこなかった事を後悔した.仕方ないので画質は悪いが手持ちのDVカメラで撮影することにした.

日本の渚100選に選ばれた島武意海岸
日本の渚100選に選ばれた島武意海岸

透明なエメラルドグリーンの海が続く
透明なエメラルドグリーンの海が続く

神威岬


神威岬は積丹半島の最突端にある海に突き出した岬で、岬の突端に行くには険しい崖の上に付けられたスリル一杯の細い道を伝って行かなければならない.女人禁制のゲートが今でも残って居るところを見ると、昔は神聖な場所として崇められていたのだろう.勿論今では女性も岬の先まで立ち入ることはできるのだが、名前が示すとおりここから先は神様の領域で、安易に人を寄せ付けないような厳粛さを感じる.


風の強い日はこのゲートが閉鎖されてしまい、岬の突端までは行けないという.海の中から突きだした不思議な形のローソク岩が印象的だった.夕日に沈む神威岬は何とも言えない神秘的な美しさを秘めていた.

神威岬
神威岬

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