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18

2011

ATLAS ASG-1の標高データ

ユピテル ATLAS ASG-1 での標高データの値がずれているようだ


電子基準点
画面上では756mを示しているのだが...

ユピテルのATLAS ASG-1 を日常のGPSログトラッキングに使用しているが、どうも標高データの値が常に数十メートル高めに表示されるのが気になっている.メジャーな山の頂上などは大抵正確な標高値が地図上に記載されており、現地の頂上標識にも標高の記述が有る事が多い.


上記の写真は秦野市の菩提峠にある国土地理院の電子基準点でASG-1の画面表示を撮影したものなのだが、画面表示の756mと実際にASG-1のログに記録された値795.4mとでは差が 39.4m でほぼジオイド高と一致する.


国土地理院の電子基準点のページで正確な値を調べようとしたが、先の震災で大部分の電子基準点が運用停止となっており、このため電子基準点の情報を得ることができなかった.菩提峠に設置された電子基準点(基準点コード EL05339111601 点名 秦野)の緯度経度ならびに標高は、
 緯度 35°25′42.6663″、経度 139°12′17.5207″、標高 765.54m
で、ASG-1の記録値では
 緯度 35.428508759 → 35°25′42.60″  経度 139.204818726 → 139°12′17.40″
となっている.アンテナ部分の高さは約5mなのでASG-1の位置との高度差は3.5m位だろうか. 緯度経度に関してはほぼ正確な値が得られている.


 GPSのログデータをPC上で処理しGPXなどの形式で出力したり、デジタルカメラの画像データにジオタグ情報を追加したりした場合、実際の標高値よりも40m位高めに表示されてしまう.


元々安価なホビー用のGPSデータロガーでは緯度・経度に較べて高度データの情報が大幅にずれるのはGPSの測定原理上仕方がないことことなのだが、やはり標高値のずれが気になる.


GPSの高度データに関してはWGS-84などの標準楕円軌道高か、ジオイド補正された後の標高(基準海面からの高度)だったりするが、ASG-1 に付属する ATLASTOUR やmyTracksや GPS Babelなどの汎用アプリケーションでも出力される高度データは同じ値を示している.


ASG-1で使われているMTK3318チップが高度情報をどのような形式で出力しているのかハッキリしないが、どうも ATLASTOUR などのソフトウェアがジオイド高の補正を二重で行っているのかもしれない.


ちなみに東京や神奈川付近のジオイド高は39m前後なので、この分を差し引けば何となく標高表示が一致するように思われるのだが...


ASG-1を使い始めた頃は標高値のずれは気にならなかったのだが、時間の経過と共にどんどん標高のずれが大きくなっていったような気がする.

試しにGPSリセットを行ってみた


ASG-1の設定メニューから『GPSリセット』 を行い、GPS衛星の情報を消去してみたところASG-1の高度表示とログ記録の高度の値がほぼ一致するようになった.何となく腑に落ちないがASG-1を使う前に一旦GPSリセットを行う方が精度の高い記録が行えるようだ.


ASG-1の電源をONにする場合は衛星を補足しやすい場所で行った方が良いのかもしれない.電車の中や車の中など、受信状態の良くない場所で電源が入っていると測定誤差が大きくなるのかもしれない.
 GPSリセットを行った事で画面表示とログデータの標高のずれが解消したのは謎のままだが、暫くはログを開始する直前にGPSリセットを行う事にしようと思う.


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