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2011
須山口登山歩道(水ヶ塚 ー 富士宮口六合目)
水ヶ塚駐車場 → 御殿庭 → 第一宝永火口 → 富士宮口六合目 [2011/9/24]
前回の須山口登山歩道のトレイルでは天候の悪化のため水ヶ塚駐車場で打ち切ってしまったので、今回はその続きをやるため再び水ヶ塚から再スタートすることにした.夏山登山期間であれば水ヶ塚駐車場までは三島駅からの登山バスが利用できるが、9月では運行されていないので前回と同様御殿場駅から十里木行きのバスに乗り、忠ちゃん牧場(バス停の名称は牧場入口)で降り須山口登山歩道を歩いて水ヶ塚へ向かった.
前回はお盆の真っ最中ということで水ヶ塚駐車場は大変賑わっていたが、今日は観光客がちらほらと居るだけでひっそりとしていた.水ヶ塚からは富士山の中腹付近に掛かっている雲が邪魔をしていて富士山の勇姿を見ることはできなかった.
水ヶ塚からの登山道は整備されており歩き易かったが、登山道標識の分布が偏っていて所々標識が見つからずに不安になるような箇所があった.途中きのこ採りの人達とは結構すれ違ったが、登山客とすれ違ったのは数名程度だった.先日の台風で登山道はかなりダメージを受けたようで、御殿庭の下の部分は激しい雨裂で歩行困難だった.
宝永第二火口縁まではザレた急斜面を延々と直登しなければならず、視界不良で何も見えない状態で登り続けるのはかなりきつかった.第一火口縁まで来ると富士宮口五合目からやってきた観光客が目に付くようになった.ガスって居なければ目の前に雄大な宝永火口が見ることができるのだが、視界はせいぜい10m程しかなく観光客も諦めて引き返していた.
六合目で休憩を取った後、御殿場ルートの大砂走りへ向かい須山口下山歩道で水ヶ塚へ戻ってくる予定だったが、このひどい濃霧では標識の殆どない須山口下山歩道を歩くのは危険なので須山口下山歩道は諦めて富士宮五合目からバスで下山することにした.
バスの時間は午後六時発だったので、時間潰しに宝永山まで行ってみることにした.ガスで全く視界が効かない状態での砂走りのような細かな砂礫の斜面を登るのは距離感が全くつかめず想像以上に疲れた.標高2,700m付近では気温が低く、霧雨のような濃いガスが霜となって袖口が白くなっていた.とりあえず馬の背を経由して宝永山の頂上までは行ってみたものの、何も見えないのでそのまま五合目まで引き返した.
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宝永山遊歩道(富士宮口六合目 ー 宝永第1火口 ー 馬ノ背 ー 宝永山 ー 富士宮口五合目)
Zoom Level: Bearing(Heading): Pitch: Grid Interval:
【天気が良いときの宝永火口の様子はこちら】『御殿庭・双子山コース』
『須山口登山歩道(須山浅間神社 ー 水ヶ塚)』