New England Aquarium, Boston, MA


Date/Time: 2006:07:27 11:21:36
Camera: FUJIFILM
Model: FinePix F401
Exporsure Time: 1/8
FNumber: 2.8
Aperture Value: 3.0
Focal Length: 5.7

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y2trip » 四国剣山系縦走【二日目:5/6 2013】

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12

2013

四国剣山系縦走【二日目:5/6 2013】

縦走二日目


お亀岩避難小屋→西熊山→三嶺→カヤハゲ(東熊山)→白髪山分岐→高ノ瀬→丸石→次郎笈→剣山


#01

朝日を望む 朝日を望む

#02

朝日が昇る 朝日が昇る

#03

西熊山 西熊山

#04

西熊山から天狗塚方面 西熊山から天狗塚方面

#05

心地良い稜線歩き 心地良い稜線歩き

#06

頂上が近づいて来た 頂上が近づいて来た

#07

三嶺頂上 三嶺頂上

#08

三角点チェック 三角点チェック

#09

三嶺頂上から天狗塚方面 三嶺頂上から天狗塚方面

#10

三嶺頂上から白髪山方面 三嶺頂上から白髪山方面

#11

三嶺避難小屋方面 三嶺避難小屋方面

#12

白髪山方面の下り 白髪山方面の下り

#13

易しい鎖場 易しい鎖場

#14

ヒキガエルの卵 ヒキガエルの卵

#15

三嶺の勇姿 三嶺の勇姿

#16

白髪山分岐 白髪山分岐

#17

白髪避難小屋 白髪避難小屋

#18

白髪避難小屋の内部 白髪避難小屋の内部

#19

穏やかな稜線歩き 穏やかな稜線歩き

#20

仔鹿の亡骸 仔鹿の亡骸

#21

石立山分岐 石立山分岐

#22

白骨林 白骨林

#23

高ノ瀬 高ノ瀬

#24

伊勢の岩屋の水場の標識 伊勢の岩屋の水場の標識

#25

丸石避難小屋 丸石避難小屋

#26

丸石避難小屋の内部 丸石避難小屋の内部

#27

丸石頂上 丸石頂上

#28

不思議な形の青白い物体 不思議な形の青白い物体

#29

次郎笈 次郎笈

#30

水場へ直行 水場へ直行

#31

次郎笈のトラバースルート 次郎笈のトラバースルート

#32

次郎笈の水場 次郎笈の水場

#33

巨大な青い岩 巨大な青い岩

#34

頂上まであと一息 頂上まであと一息

#35

丸石方面 丸石方面

#36

剣山、一ノ森方面 剣山、一ノ森方面

#37

四等三角点 四等三角点

#38

剣山へ 剣山へ

#39

次郎笈 次郎笈

#40

剣山の頂上 剣山の頂上

#41

一等三角点 一等三角点

#42

平坦な剣山の頂上 平坦な剣山の頂上

#43

剣山ヒュッテ 剣山ヒュッテ

#44

国道438号線の崖崩れ 国道438号線の崖崩れ


朝5時前に起床しお亀岩の上から朝日が昇るのを待つが、この場所からは西熊山が邪魔をして水平線から昇る朝日を見ることができなかった.昨夜は寒くてあまり眠れなかったが、朝から雲一つ無いピーカン照りで、昨日に続き今日も良い天気に恵まれそうだった.


日の出の撮影を終え、避難小屋に戻りゆっくりと朝食を取った後、午前8時前に避難小屋を後にして今日の目的地である剣山へ向かった.お亀岩から西熊山までは緩やかな登りで、ほんの10数分で頂上に着いた.ここからはお亀岩避難小屋や地蔵ノ頭、天狗塚方面が綺麗に見渡せる.東の方向へはこれから向かう三嶺へのなだらかな稜線が続いている.


三嶺の頂上が近づいてくるとだんだんと騒がしくなってきた.頂上では幾つかのグループが集まっているようで結構賑やかだ.三嶺は高知県側からも登山道が延びており、四国では結構メジャーな山なのだろう.頂上からの眺望も素晴らしく、地元の人達に人気の山であることもうなずける.百名山の剣山を訪れる人は多いだろうが、剣山まで来てこの三嶺まで足を延ばさないのは何とも勿体ない.


三嶺の避難小屋もお亀岩避難小屋と同様立派な小屋で、水場も近くに有って使い易いということを聞いていたが、頂上から避難小屋まではかなり距離があったので今回は避難小屋に立ち寄らずにそのまま白髪山方面へ下ることにする.今日の縦走コース中には、三嶺避難小屋、白髪山避難小屋、高ノ瀬、次郎笈の4箇所にに水場が有ると言うことなので、朝出発する時点では殆ど水を持たずに出発した.だが、このことが後で痛い目に遭うとはこの時は思いも寄らなかった.


三嶺の頂上の二等三角点で恒例のGPSによる三角点チェックを行い、気圧高度計のキャリブレーションまで行ったのは良いが、その後で一番のお気に入りのGarmin eTrex30 を紛失することになろうとは思いも寄らなかった.


三嶺の頂上から360度の展望を堪能した後、白髪山方面へ向けて三嶺を後にした.白髪山方面の下りは結構な急坂で、所々に鎖場があったが危険な箇所は殆ど無いので初心者でも安心して歩けるだろう.白髪山分岐までは一旦下ってまた登り返すことになるが、登り返しの途中で振り返ると三嶺の素晴らしい勇姿が目の前に広がっていた.


白髪山分岐から白髪山への往復も考えたが、既に底をついてしまった水の補給を優先することにして、そのまま白髪山避難小屋へ向かった.白髪山避難小屋はこれまでの避難小屋に較べるとその大きさも設備も大幅にグレードダウンの感は否めないが、少人数で気軽に使うには便利そうだ.避難小屋の前でザックを降ろし水場を探しに行くことにする.


水場の位置を正確に記録しようとGPSをザックから取り外そうとするが、ザックのサイドにアヒル口クリップで取り付けていた筈のeTrex30が見当たらない.焦ってザックの中身を探すが何処にも見当たらない.そう言えば三嶺の三角点でザックから外した後、GPSをザックに再び取り付けた記憶が曖昧だ.


頂上の人混みを避けるために慌ただしく三嶺を離れてしまったため、うっかりGPSを頂上に置き忘れてしまったのかもしれない.三嶺から白髪山避難小屋までのあいだで2〜3回ザックを降ろして写真を撮っていたのでそのときに何かの拍子でGPSを落としたのかもしれない.


GPSを探しに三嶺まで戻る事を考えたが、もし頂上に置き忘れたのであれば既に誰かに持ち去られている可能性の方が高いだろうし、途中で落としたのであればGPSを探しながら戻るのはとても時間が掛かるだろう.体力的には問題無さそうだが、GPSを探しに戻るだけの時間的な余裕は無さそうだ.泣く泣くGPS探しを諦めて、気を取り直して水場を探しに出掛けることにした.


山と高原地図では白髪山避難小屋の高知県側に水場マークが記されているので、高知県側の斜面を探してみるがそれらしき水場は見当たらないどころか、とても水が湧き出しそうな雰囲気の斜面ではなかった.一旦小屋まで戻り今度は反対側の名頃方面の斜面を探索に行くが、苔の生えたそれらしき岩場があるが水が湧き出している様子もないし、水の音も聞こえない.斜面を思い切り下ると水場に出くわしそうな雰囲気はあるが、有るか無いか分からない水場を探し求めて急斜面を下りる気にはなれなかった.GPS紛失ショックも有りかなり気力が衰えていた.


水の補給ができないまま先へ進むしかなかったが、ピーカンの太陽が容赦なく降り注ぐ木陰の殆ど無い開けた稜線歩きはかなり堪えた.脱水症状を起こさないようにできる限りスピードを抑え、余計な汗をかかないように慎重に歩みを進めた.剣山系の稜線はアップダウンが緩やかなのでとても助かった.


ノドがからからの状態でこのような天候の下で歩き続けるのはリスキーなので、エスケープルートで下山する事も検討することにした.エスケープルートとしては、前回と同じく丸石避難小屋から国体橋、二重かづら橋を経て国道439号線で名頃へ抜けるしかないだろう.とりあえず次の水場のある高ノ瀬へ向かう.


高ノ瀬の頂上付近から地図に水場のマークがある伊勢の岩屋と呼ばれる場所を探しに斜面を探索するが、やはりそれらしき場所が何処なのか検討が付かない.斜面の足場も悪くこれ以上探索するのはリスキーなので諦めて高ノ瀬の頂上まで戻ることにした.


高ノ瀬から下りる途中、伊勢の岩屋の水場の標識があったので、その標識の方向へ行ってみることにした.標識の方向へ歩き出したのは良いが、急な山の斜面は足場が悪く何度も斜面をずり落ちながら先へ進むが、伊勢の岩屋が斜面の水平方向に有るのか、それとも下の方に有るのかが分からない.水に飢えた状態で滑落の危険が有る水場を探すのは相当リスクが高いので、水場の探索を止めて元のコースに戻った.


前回エスケープした丸石避難小屋まで来ると、そこから先は暫く樹林地帯が続いていた.相変わらずノドはからからだったが、ここから先は以前に歩いた事があるので何となく安心だった.まだ脱水症状を起こす状態ではないようなので、丸石避難小屋でエスケープせずにこのまま先へ進む事にした.


丸石の頂上から次郎笈、剣山方面の眺めは太陽が順光ということもありとても絵になる光景だった.剣山系の山のイメージは何と言ってもこの広大な笹原の斜面に描かれた一本の細い踏み跡だろう.この光景を見たくてわざわざ遠くから足を運びに来たと言っても良いだろう.


前回は吹雪の中を次郎笈のトラバースルートを歩いたので、次郎笈がどのような山容なのか皆目分からなかったが、想像以上に美しい山だった.遠くから見ると山の中腹に避難小屋の様な何かが見えているが、そのような避難小屋が次郎笈に有るとも聞いていないし、地図にも載っていないので一体何だろうと訝しがっていた.近づいてよく見ると青白い色をした巨大な岩だった.丸石から見ていると三角屋根の避難小屋の様に見える.


次郎笈に登る前にトラバースルートの途中に有る水場へ直行する.今度こそ三度目の正直という訳でようやく待望の水に有り付けた.三嶺からここまで水無しは辛かった.脱水症状を起こさずに無事ここまで歩く事ができてホッとした.


思い切り水を飲んで一息ついてからトラバースルートの分岐地点まで戻り、次郎笈の頂上を目指した.途中にあった避難小屋のように見えていた岩はただの大きな岩で、近くから見ると何でこの岩が避難小屋のように見えていたのか不思議だった.


次郎笈の頂上からの眺めも素晴らしかったが、丸石や三嶺方面が逆光になってしまいくっきりとした山容を眺められなかったのがちょっと残念.午前中であれば順光なのできっと素晴らしい景色を眺めることができるだろう.剣山や一ノ森方面は順光なのでとても鮮やかに見えていた.


途中でペースダウンしたので予定よりも遅くなってしまったが、本日最後の目的地である剣山へ向けて次郎笈を後にした.剣山までは一旦下ってかの登り返しになるが、たっぷりと水を飲んだので余裕の足取りでのんびりと次郎笈を振り返りながら登って行った.


剣山の頂上は広大で平坦な笹原が続いているが、人が歩く部分は植生保護のため全て木道で覆われている.剣山の三角点は一等三角点で、七五三縄飾りのちょっと珍しい物なので是非とも恒例のGSP三角点チェックをやりたかったが、GPSの紛失で全てお流れになってしまったことが悔やまれた.


今回の縦走は素晴らしい天気に恵まれたが、痛恨のGPSの紛失という事態を招いてしまった.GPS本体は買い直せば済むが、今回の山行のデータだけはどおうにもならないのが残念だ.一応地元の三好警察署には紛失届けを出してあるので、三嶺近辺でGarminのeTrex30を拾った方が居れば、最寄りの警察署に拾得物として届けてくれれば良いのだが...


どうも四国の山々はすんなりと私を受け入れてくれないようだ.うーん、これはまた四国に来いという山の神様(御大師さんかな?)からのお告げなのかもしれない.次はGPSデータ取得リベンジで剣山系と石鎚山系の縦走かな.


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