鳥海山 (象潟口)


Date/Time: 2013:06:24 14:59:26
Camera: RICOH
Model: GR DIGITAL 4
Exporsure Time: 1/1250
FNumber: 8.0
Aperture Value: 6.0
Focal Length: 6.0

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2013

菰釣山(甲相国境尾根)

甲相国境尾根をのんびりお散歩


大滝橋 林道をトコトコ 小さな滝 晩秋のお散歩 一軒家避難小屋 避難小屋の内部 畳三畳ほど 紅葉シーズン 本線付け替え 畦ヶ丸避難小屋 モロクボ沢の頭 城ヶ尾峠 菰釣避難小屋 沢の水場 小屋の内部 床スペース 雨量観測施設 西側の展望 三角点 富士山を正面に見ながら 石保土山の頂上 右手には御正体山 昔の東海自然歩道の案内板 枯れすすき 大棚の頭 ひねくれ者 富士岬平 高指山の頂上 東海自然歩道コース案内板 石割の湯

神奈川県と山梨県を隔てる甲相国境尾根は2009年の秋に東海自然歩道の本線歩きで一度歩いていたが、新しく購入したSIRIOのP.F.644の履き慣らしも兼ねて久しぶりに歩いてみることにした.前回は日帰り強行スケジュールだったが、今回は日途中の菰釣避難小屋で一泊するのんびりお散歩山行をすることにした.


この土日は穏やかな小春日和の絶好の天気という予想だったので、丹沢のメジャーな場所はどこも超混雑が予想されるので、なるべくマイナーなコースを選んだのだが、往きのバスは丹沢湖周辺の紅葉目当ての人達で満員状態だった.いつもは殆ど乗降客の居ない玄倉バス停で乗客の1/3位の人達が降りたのには驚いた.多分ユーシン渓谷の紅葉見物にでも行くのだろう.


この日の新松田9:35発のバスは予定よりも大幅に遅れて大滝橋バス停に着いた.大滝橋を出発する頃には既に11時を過ぎていたので、この分では菰釣避難小屋に着くのは午後4時近くになってしまうだろう.水汲みの時間を考えると急がなければいけないが、履き慣れない堅い靴ではいつものように歩けないので、紅葉を楽しみながらのんびり登ることにした.


大滝橋から畦ヶ丸までの間ですれ違ったのは4〜5組10数人程度しか居なかったので、畦ヶ丸への登山ルートとしては相変わらずマイナーなのだろう.畦ヶ丸は混んでいたので一休みしただけで直ぐに甲相国境尾根へ向かった.こちらのルートは更に人が少なく、静かな山歩きを楽しむ事ができた.途中3〜4名のパーティーを二組ほど抜いたが、どうやらこの人達も菰釣避難小屋泊まりのようだ.マイナーコースなので菰釣避難小屋は空いて居るだろうと勝手な予想をしていたが、紅葉シーズン真ただ中の好天の土曜日では、菰釣避難小屋といえども大盛況のようだ.


予想通りの両足の靴擦れに悩まされながらも、何とか4時前に小屋入りすることができたが、既に4人組の先行パーティーが小屋に入っていた.菰釣避難小屋の収容定員は10名と記載されているが、床部分は六畳程度しかなく5〜6人が横になるのが精一杯だろう.この狭い小屋にあと7〜8名も収容するのはどう考えても無理だが、この後どうなるのかと心配になった.


とりあえず日の明るい内に水汲みに出掛けるが、水場までは急な斜面を標高差200m以上も下らなければならなかった.地図には水場記号が記されているが、ただの小さな沢でそのまま飲めるような水場ではなかった.往復40分以上掛かって水を汲んできたものの、小屋の中のテーブルは後から来たパーティーの人達に占領されてしまったので、外のテーブルで夕食を食べることにした.静かな一夜を期待していたがこの状況では到底望めそうもない.テントを持ってくれば良かったと後悔するが、基本的に丹沢では幕営禁止なのでこのような場合困ってしまう.


とても騒々しい一夜だったが、パーティーの人達が早めに出発してくれたのでひっそりとした小屋の中でのんびり朝食を食べることができた.食後のコーヒーを飲んでいたら、道の駅道志方面から登って来たソロの男性が小屋に立ち寄ったので、暫くヤマ談義をしていた.来週か再来週に初心者を連れて登るので菰釣山の下見をしに来たと言っていた.


まだ今日の最終目的地は決めていないが一先ず菰釣山へ向かう.菰釣山の頂上では先程の男性が一足先に来ていて休憩していた.期待していた富士山の眺望は雲が多くてイマイチだったが、甲相国境尾根のコース中では一番視界が開けている場所だろう.先程の男性と頂上のテーブルを囲んで暫く山談義をしていたら、そのままランチブレーク(朝飯かな)になり暫く一緒に食事をしながら丹沢の山々や穴場スポットの話など情報を交換し合った.


結局菰釣山の頂上で二時間半も休憩してしまったので、今日の行き先を山中湖畔の平野にして、のんびり富士見散歩をすることにした.前回は夕暮れ時の忙しない山歩きになってしまったが、今回は時間があるのでのんびり歩きながらブナなどの木々の状態や飛び交う小鳥の様子などをじっくり観察できる.


あまりにのんびりしていたので、富士山の絶好のビュースポットの高指山に着いた時には富士山が逆光気味になってしまったが、山中湖越しの富士山は絶景だ.


 平野へ降りる途中、いつもの石割の湯に立ち寄り一汗流すことにした.山中湖村立のこの温泉は村民割引があるが村民以外の一般客でも700円で入ることができるので、土日に1000円も吹っ掛ける鶴巻温泉の某市営温泉施設よりは良心的だ.


帰りは平野か旭が丘から中央道経由のハイウェイバスが出ているが、夕方の大渋滞に巻き込まれて遅くなるのも嫌なのでいつものように御殿場経由で帰ることにしたが、これでがとんだ大誤算だった.旭が丘のバス停から御殿場駅行きの路線バスに乗ったが、この日は御殿場インターへ向かう富士五湖方面からの行楽帰りの車で一般道まで大渋滞を引き起こしていた.御殿場駅に着いたのが7時10分になってしまい、1時間に1本しかない7時台の電車にも乗れず、結局家に着いたのは10時を廻ってしまった.


今回は東海自然歩道の本線部分を忠実にトレースしたが、このコースを通しで歩けば8〜9時間は必要だろう.距離で約25km、累積標高も1800m近く在るので、東海自然歩道のコース中でも一、二位を争う難コースであることは確かだ.山歩きに慣れていれば日帰りが可能なレベルだが、今回のように菰釣避難小屋で一泊するのが無難な選択かもしれない.


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