大雪山 旭岳(姿見)


Date/Time: 2014:09:23 08:55:06
Camera: PENTAX
Model: PENTAX K-5 II s
Exporsure Time: 1/2000
FNumber: 4.0
Aperture Value: 4.0
Focal Length: 21.0

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2016

再び三重の滝へ(前鬼宿)

三重の滝(リベンジ編)


三重の滝への案内板 行場の案内図 垢離取り場が見えてきた 垢離取り場 ここを渡渉する 前回の失敗ポイント 倒木が道を塞いでいる 階段を下りて行く 不動の滝(下段)の落ち口 千手の滝 落ちてしまいそう 小さな窟 千手の滝の滝壺 千手の滝 小仲坊 注意看板


前回、三重の滝を訪れた時は昭文社の『山と高原地図:大峰山脈』の情報だけを頼りに三重の滝へ向かい、垢離取り場から沢沿いに下って滝の最下部へ出てしまうという痛恨のミスを犯してしまったが、今回は国土地理院の地形図できちんとルートを確認した上での再挑戦だ.それにしても『山と高原地図:大峰山脈』(2013年版)の三重の滝への破線ルートは実にいい加減で困ったものだ.尤もちゃんとマーキングを確認しなかった私が悪いのだが...


山と高原地図『大峰山脈』(2013年版)より
山と高原地図『大峰山脈』(2013年版)の不正確なルート
(著作権の問題が有るけど、他の人が間違えないように敢えて載せておきます.悪しからず)

朝4時過ぎに目を覚ますと小仲坊の発電機の騒音に交じって野鳥のさえずりが聞こえている.ミソサザイ君やオオルリ君、ルリビタキ君やウグイス君など、聞き慣れた野鳥のさえずりに交じってこれまで聞いた事の無い野鳥のさえずりが聞こえてきた.耳を澄ますと『キョロロロ・・・』と段々尻下がりになって行く.ひょっとしてアカショウビン??? 近くに居るのは分かるが辺りはまだ薄暗くどこで鳴いているのか分からない.探索は諦めて朝食を済ませてから今回の北奥駆けトレイルの最大の目的である、三重の滝へ向かうことにする.


小仲坊のテント場の端に三重の滝への詳細なルート図が描かれた立派な案内板が設置されていた.この案内板が前回もあったかどうかは覚えて居ないが、主要ポイントまでの距離と標高が記されているのでとても親切だ.


三重の滝までのルートは所々踏跡不明な箇所があるが木に付けられたマーキングテープを辿って行けば大丈夫だ.閼伽坂峠の手前でアカショウビンの鳴き声を耳にしたので、何処で鳴いているのか探ってみたが肉眼では姿を確認できなかった.今度機会があればアカショウビンを探しにまた前鬼宿を訪れようと思う.




アカショウビンの鳴き声 [ デジカメのムービーサウンドなので音が悪い ]

もう少し高音質な鳴き声はこちら : 和佐又山から笙ノ窟へ



垢離取り場で靴を脱ぎ膝下まで水に浸かりながら渡渉し三重の滝へ向かう.前回ルートを外した地点を確認しながら慎重に進んで行く.問題のポイントに着くと、意外なほど明確なマーキングがされていた.何で前回ルートを外したのか不思議なくらいだ.沢沿いに進むという思い込みが失敗させたのだろう.


今回はきちんとマーキングに沿って慎重に斜面を登って行く.垢離取り場から三重の滝までは距離にして500m程と言うことだが、実際はアップダウンがあるので結構大変だ.最後の尾根を超えるとようやく滝の姿が樹木の間から見えてきた.ここから滝壺までは鉄製の長い階段を下って行く.階段を下りきると二段目の千手の滝の滝壺に出る.


三重の滝は上段が馬頭の滝(落差60m)、中段が千手の滝(落差50m)、下段が不動の滝(落差45m)となっているが、一般の人が見ることができるのはこの千手の滝だけのようだ.千手の滝の右側の崖を登ると滝見台と呼ばれる場所があるらしいが、渡渉するのが厄介なので今回は諦めてこのまま引き返すことにする.


三重の滝が一般の人が是非とも訪れたい名瀑かと尋ねられれば少し疑問だが、西行さんが奥駈修行中にここで歌を詠んでいるだけでも西行ファンとしては感慨深い場所だ.


前回と同じように、前鬼口 10:29発の下り方面のバスに乗り、きなりの湯で一風呂浴びてから上り方面のバスで大和上市へ向かうが、15席ほどしかない小型のバスは池原で満席になってしまい、前鬼口から乗った人達は2時間以上もぎゅぎゅう詰めの狭い車内で右に左に揺られて大変だった.座って居る方も巨大なザックを膝の上に抱えているので身動きが取れず大変だった.多分今日(5月4日)はバスに乗りきれない人達が続出するだろう.5月の連休中の前鬼口への下山は避けた方が無難だろう.



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