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2016
大雪山2016秋
今年の大雪山の紅葉はイマイチでした
毎年9月下旬の紅葉シーズンに大雪山系の山々を訪れているが、今年は一泊二日の短期間での滞在だったので公共交通機関が使える高原温泉から旭岳温泉までのショートトレイルとした.今年の北海道は相次ぐ台風の直撃を受け、大雪周辺の道路網や鉄道は壊滅的な被害を受けて未だに不通が続いていた.
今年の高原沼へのシャトルバスの運行は台風被害の影響もあり、9/22〜25までの短期間運行となっており最終日のシャトルバス便で高原温泉へ向かった.高原温泉へ向かう林道も台風の被害を受けており、紅葉シーズンに向けて大急ぎで仮復旧させたようだった.林道沿いの石狩川やヤンベタップ側の河原は夥しい数の流木で覆われていて今年の台風被害の深刻さを物語っていた.
例年であれば山の上は初冠雪を迎えている頃なのだが、今年は9月の異常高温で大雪周辺の山々の紅葉も今一つ冴えないようだった.
今回は高原温泉から緑岳経由で白雲岳避難小屋で一泊し、北鎮岳から比布岳、当麻岳、裾合平を経て姿見まで行く予定だ.下界の天気予報では好天が続くことになっていたが、山の上の方は夕方からガスってきて風も強くなってきたのでテントを張らずに、避難小屋の中に泊まることにした.
夜から翌朝方にかけて暴風と濃いガスで視界が効かない状態だった.一晩中強風で小屋が地震のように揺れていてなかなか眠りに付けなかった.白雲岳避難小屋は今シーズンの最終日ということで、26日の午前中で管理人さんも山を降りるということだった.
翌朝になっても相変わらず強風とガスが続いていたが、とりあえず北海岳まで行って、そこで旭岳方面か黒岳方面へ向かうことにした.北海岳の周辺はガスが途切れて視界が効いていたが、西風とともに旭岳方面から次々とガスが流れてくるので、旭岳や北鎮岳は完全にガスの中だった.風下の黒岳方面は視界が効いて楽に下山できそうだったが、とりあえず間宮岳まで行ってみることにした.
間宮岳で旭岳からやって来た人の話では、ロープウェイは通常運行されているとの事だったので、とりあえず中岳分岐から中岳温泉、裾合平経由でロープウェイ姿見駅まで下りることにした.中岳温泉まで下りてくるとガスも途切れ風も弱くなってきた.ここから先は一般のハイキングコースとなり、一眼デジを手にしたおじさん達とすれ違う事が多くなる.姿見駅近くになると大勢の一般観光客で賑やかになり、なんとなく居心地が悪い.相変わらず中国人観光客が大挙してやってきており、廻りは中国人だらけだ.
ぼったくりロープウェイを使わずに天女ヶ原経由で下山したかったが、今夜の内に帰京したかったのでロープウェイで下山して、一風呂浴びてから空港へ向かうことにする.一風呂浴びて帰りのバスに乗る頃には、山の上のガスもすっかり晴れて絶好の好天となっていた.午前中から晴れてくれていれば...
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