利尻山(鴛泊 夕日ヶ丘展望台)


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2024

NURO光の利用を見直す時が来たようだ

NURO光がMAP-E方式への移行を進めているようだ


NURO光のインターネット接続サービスは、家庭用としてこれまで戸建て用とマンション用のサービスを提供しており、そのどちらもIPv4/IPv6のデュアルスタック方式で接続するというサービスだったのだが、最近NURO光はこのサービスの見直しを行い、新しいユーザにはMAP-E方式によるIPV4通信方式に移行している模様だ.


これまでのNURO光ではユーザに割り当てられるIPv4のアドレスはグローバルIPアドレスを1個分丸々と与えられており、しかも一度IPアドレスが割り当てられると、滅多なことではIPアドレスが変更されることがなかったので、ほぼ固定IPアドレスとして使える希有なサービスだった.


既存のNURO光の利用者が今すぐにMAP-E方式へ切り替わるということはなさそうだが、NUROのホームページに記載された案内『IPv6アドレス対応について』によると、既存のユーザも順次MAP-E方式に移行していくということのようだ.


この件に関してはNURO光からユーザ側へは何の通知も行われて居らず、私は最近NURO光を契約した人からMAP-E方式でつながっているようだという話を聞いて初めてこの件を知っただ.今回NURO光がMAP-E方式へ変更になっている件について調査を始めて上記のNURO光のホームページでの案内を確認した次第だ.


このホームページの案内のタイトル『IPv6アドレス対応について』からしてこの件に関するNURO光側の対応の胡散臭さが窺える.最初からIPv6に対応しているにもかかわらず、あたかも今回のMAP-E方式への切り替えが、新しいIPv6通信方式へ対応させるための(前向きな)取り組みのごとく思わせるようなタイトルの付け方だ.(どこかの国の政府の説明の仕方みたいだね...)


IPv4での通信がMAP-E方式に代わると、これまでのIPv4の通信でできていたことが大幅に制限され、IPv4の通信サービスのレベルは大幅にダウングレードされることになり、これまで自由に利用できていたインターネットサービスが全く使えなくなるということが起きてしまう.はっきり言って使い物にならないネットワーク接続サービスになってしまったということだ.


私はこれまでにFLET’S光系のインターネット接続サービスでは、Transixの DS-Lite 方式の接続サービスを使っていたので、MAP-E方式については直接利用した経験がなく記事としてもMAP-E方式に言及したことはなかったのだが、NURO光がMAP-Eに変わってしまうという大問題が今後発生するということなので、MAP-Eの仕組みやMAP-Eの問題点などについても説明して行くことにするつもりだ.


NURO光がIPv4通信をMAP-E方式切り替えても、IPv6系の DHCP-PD方式による prefix 56bit でのアドレス割り当て方式は変更がないとのではないかと思われるが、ひょっとしたら、IPv6系のアドレス体系も変更になるかもしれない.


NURO光のIPv4/IPv6のデュアルスタックで、苦労してNWを構築した際の記事については、以前の記事『NURO光のガラクタONU・ルータに悪戦苦闘中!!!』などで概要を記載している.また、“IPv6” カテゴリーで記事を分類すると、FLET’S光やNURO光などでのIPv6に関連する記事が出てくるので、それらの記事も参考にすると良いだろう.


これまで、値段の割に優良なインターネット接続サービスであったNURO光だったが、無理な規模拡大を続けてきた付けが廻ってきてサービスレベルを落とさなければならなくなったようだ.何のメリットもない質の悪い只のガラクタ I.S.P. とは縁を切る時が近づいて来ているようだ.


さよならNURO光



Banana Pi R4 を入手した


Testing BPI-R4
Banana Pi R4を10G対応NWルータとして活用する方法を模索中

NURO光を解約するとなると代替の光ファイバ接続サービスを導入しなければならなくなるが、FLET’S光系のサービスであればスプリッターから宅内までのインドア光ケーブルの配線は既にあるので、新たな室内配線工事は必要ないので、工事費用を押さえることができる.10GbpsのFLET’Sクロスサービスも導入可能なのだが、FLET’Sクロスサービスにはマンションタイプの料金区分は無いようなので、ギガタイプのFLET’Sからだと一挙に3,000円/月以上の値上がりとなる.


ほんの僅かなスピードアップのために現段階では3000円以上も割高なFLET’Sクロスサービスを導入するつもりはないが、10Gbpsのインターネット接続環境は整えておきたいところだ.業務用の10G対応ルータはNECの安い物でも20〜30万円はする.コンシュマー用に近い位置づけのYAMAHAのRTX-1300でさえも12万円程度の出費となるので、メーカー製10G対応ルータの購入は諦めるしかなさそうだ.


メーカー製のルータの購入は無理でも、組み込み用のシングルボードコンピュータにOpenWrtなどのルータソフトウェアを導入すればなんとか10G対応のNWルータを作ることができそうなので、とりあえず最近のシングルボードコンピュータの中から10Gインタフェースを持つ物を探していたところ、Banana Pi R4 が目に留まった.


製造元の中国から直輸入の場合は $98(USD)程で購入可能な格安の製品で、高性能なARMのCortex A-73(MediaTek MT7988A) を搭載している.NW機器での利用を想定したかなり高機能なコストパフォーマンスに優れたシングルボードコンピュータだ.


Banana Pi R4 はAliExpressや youyeetoo などから直輸入可能だ.AliExpressから購入するのが心配ということであれば、youyeetooから購入すると良いだろう.youyeetoo ではBanana Pi R4用の専用金属ケースも販売しているので、こちらも一緒に購入しておくと良いだろう.


IoT関連のシングルボードコンピュータメーカーとして、SolidRun社のClearFogなどの一連の製品が真っ先に購入の対象に浮かんだが、やはり最近のIsraelが行っているおぞましい戦争犯罪の事が気になってとてもIsrael製の製品を購入する気にはなれなかった.


Banana Pi R4 + OpenWrt の組み合わせで、10G対応ルータを自作する方法については、また別な機会に紹介する予定だ.


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