朝霧高原より富士山を望む


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y2trip » 4/28 『足摺岬を目指して』 第1日目

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28

2007

4/28 『足摺岬を目指して』 第1日目

4/28 『足摺岬を目指して』 第1日目


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朝6時から岩本寺の本堂でお勤めがあった.ここのお寺の本堂には不動明王、観世音菩薩、阿弥陀如来、薬師如来、地蔵菩薩の5つのご本尊が安置されていた.ご住職が何故5つもご本尊があるのか説明してくれたが、詳しいことは忘れてしまった.


このお寺の本堂の天井画のことは写真などで目にしていたのが、実際に見てみると描かれている絵の内容は千差万別で、ここがお寺の本堂の天井だとはとても思えないようなカラフルさだった.それでも不思議と違和感はなく、現代の曼荼羅図のようで眺めていて飽きなかった.


お勤めの後、マリリンモンローさんを探してみた.何百枚も絵が描かれているのでなかなか見つけられなかったが、お堂の端の方で微笑んでくれていた.


昨日は無理をせずに早めに宿に入って休養したのが良かったのか、今日は元の体調に戻ったようだ.昨日列車を使ってしまった土佐久礼から窪川までの遍路道を歩きに戻りたかったが、既に今夜の宿を押さえてしまっていたため今日は土佐久礼には戻らずこのまま先へ進むしかなかった.


今日から連休で区切りのお遍路さんが大勢繰り出しているので、連休中の宿の確保は大変だった.キャンセルすると泊まるところが確保出来なくなってしまうので予定通り進むしかなかった.中村までは土佐くろしお鉄道があるので何とか土佐久礼に戻ることができるが、足摺方面へ行ってしまうとその先は宿毛まで行かないと、土佐久礼に戻ることができない.どうするか暫く考えあぐねていた.


朝8時、岩本寺の宿坊を後にして国道56号線を黒潮町方向へ向かった.国道56号線に入る手前で横浜のOさん(女性)を見かけたので、そのまま一緒に歩くことにした.佐賀温泉の休憩所で一休みしてから再び国道56号線を歩いていたら、原チャリで巡回中のお巡りさんに声を掛けられた.国道は車が多く危険なので、伊与木川の右側の細い道を歩くように勧められた.勧められた通りに川の右側の細い農道のような道を歩いていたら、またお巡りさんがやってきた.私たちが川の右側を歩いているのを確認すると嬉しそうにそのまま通り過ぎて行った.


伊与木駅の少し先で、小さな山を越えていく遍路道に入った.遍路道の先には煉瓦作りの古びたトンネルがあったが、大人が両手を伸ばせばトンネルの壁に手が届きそうな小さなトンネルだった.トンネルの入り口にこのトンネルの説明書きによると、1905年(明治38年)に完成した100年以上前のトンネルだという.


とても堅牢そうなしっかりしたトンネルだったが、照明がないので昼間でも中は暗く少し不気味だった.このトンネルの中を歩いていると今まで感じたことのない霊気のようなものを感じた.ちょっと怖くなり早足でトンネルを抜けた.


トンネルを抜けた先の土佐くろしお鉄道の線路の手前で尻尾がちぎれた長さ1m程の蛇が道の端でぐったりしていた.まだかすかに動いていたがこの状態では助かりそうもなかった.列車にでも轢かれてしまったのだろうか.この旅で小さな子供のマムシは見かけていたが、このサイズの蛇を見たのは初めてだった.いつもは嫌われ者の蛇くんだが、なんだかとてもかわいそうだった.


土佐佐賀の手前で川に沢山の鯉のぼりが架けられていたので、思わず道を逸れて鯉のぼりの下まで行ってみた.見慣れた鯉のぼりの中にちょっと風変わりな鯉のぼりが泳いでいた.よく見ると鯉ではなく鰹だった.土佐と言えば鰹というぐらいなので、鰹のぼりはこの地方では一般的なのかもしれない.私たち以外にも若い女性の二人組のお遍路さんが鰹のぼりを見学していた.Oさんはこの二人とは顔見知りのようだった.


Oさんは土佐佐賀に宿を取っているということなので、宿の前でOさんと別れ今夜の宿のある大方へ向かった.国道の標識に『鯨の見える町』と大きく宣伝されていたので、運がよければ鯨をみることができるかと期待しながらずっと海を眺めながら歩いていたが、残念ながら鯨は見ることができなかった.鯨にはお目にかかれなかったが風光明媚な海岸線を堪能することができた.


今夜の宿まであと500m位というところで、右足の指の付け根付近がビシッという音とともに違和感を覚えた.最初何が起きたか分からなかったが宿についてから確認すると、右足の中指と人差し指の間が裂けていた.無意識のうちに左足を庇って歩いていたためか右足に余計な負担が掛かっていたのだろう.


今夜の宿はサーファーもよく利用する宿のようだったが、サーファー軍団とお遍路軍団は別な建物に別れて泊まっていたようだ.今日鰹のぼりの川で見かけた女性の二人連れも同じ宿に泊まっていた.洗濯機の順番待ちのときに、女性の二人連れの一人を話をする機会があったので、話を聞くと彼女たちも通し打ちで廻っているという.同じ宿に埼玉のOさん(男性)も泊まっていた.Oさんは私の隣の部屋だったが私の部屋までOさんのイビキが聞こえてきた.Oさんのイビキは自分でも言っていたがかなり豪快なイビキだった.

 

起点
 
経由地
 
終点
区間距離
累積距離
備考
37番 岩本寺
 
 
民宿日の出
31.0 km
31.0 km


この日の歩数:51,675 歩 【累積歩数:831,893 歩 】 歩行距離:31.0 km【累積歩行距離:484.1 km 】

宿泊先: 民宿 日の出 【 TEL 0880-44-1483 FAX 0880-44-1871 】
      〒789-1901 高知県幡多郡黒潮町上川口1486-6

      2食付き 6,000円 (素泊まりは 3,500円)
        洗濯機・乾燥機: 有り(洗濯機は無料、乾燥機はコイン式)




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