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y2blog » OS X Yosemiteのインストールメディアの作成

6

09

2014

OS X Yosemiteのインストールメディアの作成

【追記】Yosemite (一般向けリリース版)のUSBインストールメディアの作成方法について


この記事は6月のWWDCで配布されたOS X Yosemite(デベロッパ版)についての特殊事情を説明した記事で、先日リリースされた一般向けのOSX Yosemiteでは、この記事で述べたような不具合はありません.OS X Marvericsの場合と同じ方法(『OSX Mavericksのインストーラーについて』)でUSBインストーラーディスクを作成可能です.


この記事はデベロッパなどの高度な技術を有している人向けのものなので、一般の人には内容が難しすぎると思いますので、とりあえず技術的な事は良く分からなくてもYosemite のクリーンインストール用のUSBインストールメディアを作成したいという人向けに改めて記事を書くことにします.



OS X Yosemite(beta)のUSBメモリインストーラの作成は面倒です


以前の記事『OSX Mavericksのインストーラーについて』で起動可能なOSX Marvericks用のUSBメモリインストールディスクを作成する方法について紹介しましたが、残念ながらこの方法では先日リリースされたデベロッパ向けの OS X Yosemite(beta)では上手く行かないようです.


現時点では上手く行かない原因は不明ですが、まだベータ版でWWDCに無理矢理間に合わせるための急ごしらえなので、この辺のコマンドの整備まで手が回っていないのでしょう.


流石に現行の Mavericks上に ベータ版のYosemiteをアップデートインストールする気は無いので、別なパーティションや外付けドライブ等にYosemite をクリーンインストールする方法を何とか見つけなければなりません.


Y2MBAir:Resources root# ./createinstallmedia --volume /Volumes/Yosemite --applicationpath "/Volumes/Tmp/Install OS X 10.10 Developer Preview.app"
/Volumes/Yosemite is not a valid volume mount point.
Y2MBAir:Resources root# 

この件を調べていたら Justin Meyers さんが “How to Create a Bootable Install USB Drive of Mac OS X 10.10 Yosemite” という記事を書いていました.


ちょっと面倒な作業が必要ですが、とりあえずこの方法で起動可能なクリーンインストール用のUSBドライブメディアは作成できそうです.ざっと手順を確認して見ましたが、OSXの起動用システム(Base System)を手動で作成し、必要なパッケージを後からコピーして起動可能なインストールメディアを作成するようです.要は”createinstallmedia” コマンドがやっている作業内容を全て手動で行うという事ですね.


作業手順要約


デベロッパ向けの内容なので、細かな手順の説明は省きます.


1. “/Applications” フォルダ内に置かれている “Install OS X 10.10 Developer Preview.app” の中身を開き、イメージファイル “/Applications/Install OS X 10.10 Developer Preview.app/Contents/InstallESD.dmg” を一旦マウントする.


2. マウントされたボリューム “OS X Install ESD” の中に含まれている不可視属性のファイルを “Finder” 上で操作可能とするため、”default” コマンドで “Finder”の挙動を一時的に変更するか “SetFile” コマンドでファイルそのものの不可視属性を解除する.


“BaseSystem.dmg”と”BaseSystem.chunklist”の2つのファイルを可視化しておく.


Y2MBAir:Resources root# ls -la "/Volumes/OS X Install ESD"
total 935032
drwxrwxr-t   6 root  admin        272 May 29 10:52 .
drwxrwxrwt@  9 root  admin        306 Jun  9 10:57 ..
-rw-r--r--@  1 root  admin       6148 May 29 09:26 .DS_Store
-rw-r--r--@  1 root  admin       1948 May 29 09:26 BaseSystem.chunklist
-rw-r--r--@  1 root  admin  478723522 May 29 09:22 BaseSystem.dmg
drwxr-xr-x  19 root  wheel        646 May 29 10:45 Packages

Y2MBAir:Resources root# cp "/Volumes/OS X Install ESD/BaseSystem.dmg" /Volumes/Tmp/.
Y2MBAir:Resources root# cp "/Volumes/OS X Install ESD/BaseSystem.chunklist" /Volumes/Tmp/.

Y2MBAir:Resources root#  GetFileInfo -a "/Volumes/Tmp/BaseSystem.dmg"
aVbstclinmedz

Y2MBAir:Resources root# SetFile -a v "/Volumes/Tmp/BaseSystem.dmg"
Y2MBAir:Resources root# SetFile -a v "/Volumes/Tmp/BaseSystem.chunklist"


3. インストーラ用起動OSを作成するため、”OS X Install ESD” の中にある “BaseSystem.dmg” を 用意したインストーラー用のUSBメディアに リストアする.


4. 作成された起動可能なインストール用ボリューム “OS X BaseSystem” に “OS X Install ESD” からパッケージの中身(”Packages”フォルダおよび不可視属性が設定されていた”BaseSystem.dmg”と”BaseSystem.chunklist”の2つのファイル)を所定の場所にコピーする.


5. 以上で基本的な作業は終了であるが、インストーラーボリュームの名前が “OS X Base System” のままでは、分かり難いので “OS X Yosemite” などの様に変えておく.

rEFIt Boot Selector
rEFIt Boot Selectorでインストーラを起動
Yosemite Installer
Yosemite Installerがスタンドアローン起動する

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