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2015
大雪山縦走(銀泉台〜忠別岳避難小屋)
一日目(銀泉台→赤岳→白雲岳分岐→高根ヶ原→忠別岳→忠別岳避難小屋)[9/21]
知床連山の縦走を諦めて札幌で天候の回復を待っていたが、連休後半からはまずまずの天候に恵まれそうだということで、昨年実現できなかった高根ヶ原からトムラウシ山までの縦走を行う事にした.
層雲峡ユース前のバス停から朝6:00発の銀泉台行きのバスに乗るが、ユース前のバス亭で座席の9割方は埋まっていた.下の層雲峡温泉街のバスターミナルから大勢の乗客が乗り込んで来たが、とてもこのバス1台ではさばききれないので、この日は臨時便のシャトルバスが増発された.大雪湖のシャトルバス乗り換え場でも銀泉台方面と高原沼方面へ向かうバス停は長蛇の行列ができていた.
銀泉台からの赤岳登山道も紅葉の名所という事で、天候に恵まれたこの日は連休中と言うこともあり大勢のハイキング客でごった返していた.初日の行程は忠別岳の避難小屋までの短めに設定したので、銀泉台コースをのんびりと紅葉を楽しみながら登って行った.このコースは初心者向けの格好のハイキングコースなので、大雪山系の山々を楽しむ入門コースとして最適かもしれない.
人でごった返す赤岳を離れて白雲岳分岐へ向かう.時間に余裕が在るので白雲岳に寄って行こうかと思ったが、段々と雲が厚くなってきたので白雲岳からの展望にあまり期待ができそうにもないので、今回は白雲岳はスルーしてそのまま白雲岳避難小屋方面へ下りて行くことにした.白雲岳避難小屋で休憩がてら小屋の管理人さんから昨夜の宿泊状況や人の動向などの情報を聞いてみた.昨夜の小屋は何とか全員収容できたそうだが、天候に恵まれ大勢の人が繰り出している今夜は多分収容しきれないのではないだろうか.
白雲岳避難小屋を後に高根ヶ原へ向かう.高根ヶ原は延々と平坦な地形が続くが、吹きさらしの厳しい自然環境のためか、ごく一部の這松しか生えない荒涼とした光景が続く.眼下に高原沼を見下ろしながらのんびりと高根ヶ原を歩くのは格別だ.縦走でしか味わうことのできない大雪山の醍醐味と言って良いだろう.
忠別沼から忠別岳までは緩やかな登り返しとなる.午前中はそこそこ青空が広がっていたが午後からは大部雲が厚くなり雄大な眺めを堪能できなかったのが残念だ.忠別岳を後に今夜の宿泊予定地の忠別岳避難小屋へ向かう.忠別岳の頂上から避難小屋までは結構距離があり、稜線から離れた場所にあるので、悪天候で視界が効かない時は小屋まで辿り着くのは結構難儀しそうだ.
この日の午後3時時点での忠別岳避難小屋の利用状況は、1階部分に2〜3グループの7〜8人、テント場で3〜4張り程度だった.テントを張る予定で居たが、小屋の2階部分が誰も居なかったので小屋泊まりすることにした.ガラガラだた2階部分も日没を過ぎる頃までには、6人となったが、収容人数としては丁度良い所だろう.
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